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吸盤

―吸盤の原理―

写真のような一般的な吸盤(Φ38mm)の吸着力を考えてみる。

1 吸盤の弾性特性
写真のような吸盤は、コップ状をしており、押し付けることにより吸盤は平らになる。力を離すと吸盤はもとに戻る。吸盤により作られる容積と力の関係は、圧縮ばねの変位と力の関係に似ている。
写真の吸盤は、力をかけない状態での容積は
2.3 cc
であった。また、吸盤を平らに(容積V=0 cc)にする力は測定したところ、
1kgf
であった。この関係を下のグラフに示す(黒線)。

2 容積と真空
一方、下図のように、吸盤を平ら(そのときの残りの容積Vo cc)にし、そこからV ccに膨らんだ時の容積Vの圧力は、絶対圧で
Vo/V kgf/cm2
したがってこの真空によって作られる力は、吸盤の面積をA cm2として、

吸盤の式


グラフに、Vo=0.2ccの場合と0.02ccの場合を示す。

3 吸着力
吸盤の弾性特性と容積と真空の交点として、吸着力が求まる(グラフ参照)。

吸盤

















吸盤の弾性特性





















吸盤の容積と真空


























吸盤の吸着力

















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